ころんとしたフォルムに渋めのスミクロ色が
魅力的なアンティークポットに、
ポトス・エンジョイを仕立てました。
ポット表面は艶ありで、
その下の層に貫入(ヒビ模様)や焼き味が入り、
重層的で、とても豊かな表情をたたえています。
ポトスのエンジョイは、まだ新しめの種類で、
その美しい斑の入り方から、
人気の高い品種です。
ポトスは、その耐陰性の強さと丈夫さから、
古くから親しまれている植物です。
多くの観葉植物は、室内の明るいところがベストですが、
ポトスは、それより1段2段くらいところでも、
問題なく生育できるところが、大きな魅力のひとつです。
一般に斑入り種は、十分な光を受けないと、
斑がきれいに入らない傾向にありますが、
ポトスの斑入り種は、その傾向がそれほど強くなく、
気兼ねなく、いろいろなところに置くことができます。
こちらは、セラミス植えになりますので、
このままお水やりができます。
*9月2日現在の写真を追加しました。
セラミスは、底穴のない容器専用に開発されたドイツ製の高級用土で、
吸水性、保水性、通気性に優れているのが特徴です。
セラミスの登場で、底穴のない容器での植物の育成が、より身近になりました。
セラミスはその多孔質な構造から、自重の100%以上の水を吸収保持することができ、
植物は必要なときに必要なぶんだけ、セラミスから水を吸収することができます。
すみやかで豊富な水の吸収力は、水やりの水が過度に溜まるのを防止し、
根への通気性を確保します。
土植えと比べると、
「1回の水やりの量は少なめで、水やりの間隔は長め」
というのが、セラミス植えの水やりの大まかなイメージです。
水やりのタイミングは、セラミスの色で判断します。
セラミスが水を含んでいるときは、濃いレンガ色をしていますが、
水がなくなってくると、色が白っぽく薄くなってきます。
「セラミスが白くなったら水やり」(容器の5分の1程度)
が基本ですが、植物の種類や季節に応じて、
さらにタイミングを微調整するのがベストです。
詳しくは、育て方カードに記載しています。
また、セラミスは、底穴のない鉢・花器で、そのまま育てることができるので、
水やり後の鉢皿にたまった水の処理や、鉢皿からの水こぼれなどの心配がいらず、
見た目上も、よりスッキリまとめることができるのも、
セラミス植えの大きな利点のひとつです。