基部がふくらんだ実生のフィカス・ペティオラリスを、
ランダムな泡のような窪み加工と、貫入のアンティークな風合いが魅力的なバンプポットに植えつけました。
滅多に流通しない、基部がふくらんだ実生のフィカス・ペティオラリス。
このくらいのサイズではtree tree初掲載です。
この先も成長につれて、基部はさらにだんだん膨らんでいきます。
葉脈もしっかり赤く染まっています。
ペティオラリスは、ウンベラータと同じフィカス属の観葉植物。
ほとんど流通しない種類で、稀少と言って間違いない種類です。
ウンベラータに少し似ていますが、葉の厚みはやや厚く、
ベンガレンシスよりは、薄い感じで、
葉脈がくっきり出るところは、ベンガレンシスに似ています。
一般に、葉脈が赤くなるところが、
一番のアピールポイントとされていますが、
葉脈を赤くするには、強めの光が必要で、
また、室内環境では、その赤みが弱まる傾向にあるので、
アピールポイントとしては、やや弱いかもしれません。
しかし、ウンベラータに近いハート型のような葉の形や、
少しくしゅっとなる葉の縁のニュアンス、
くっきりした葉脈の美しさなど、とても魅力的な観葉植物です。
性質は、暖かい時期は、他のフィカスと同じく、基本的に丈夫ですが、
株が枯れないという意味での耐寒性は、他のフィカスとそれほど違わないですが、
冬場、平均温度が下がってくると、葉が落ちやすくなるところがあるように思います。
冬場も葉の状態良く保つためには、最低15℃以上が良さそうです。
ただ、春暖かくなってくれば、意外と生育は旺盛ですので、
例え冬場に葉が少なくなっても、復活させることは比較的容易です。
土表面には、ハニーストーンを敷いています。